家庭でも、オフィスでも大活躍。20万本売れた大ヒット大掃除
年末のこの時期にやることといえば、やはり大掃除だろう。普段からこまめに掃除をしていたとしても、一年の煤を払うイベントだ。いつもならあまり気にしないところまでしっかり汚れをとって、新年を迎えたいところ。
そんな大掃除に強い味方となる付録付きムックが登場した。『一家に一本で家中ピッカピカ お掃除ブラシJ (saita mook)』(セブン&アイ出版刊)だ。
このムックには、お掃除のプロと知られる日本清掃収納協会会長・大津たまみさんプロデュースの「お掃除ブラシJ」が付録されている。家庭用の愛用ブラシを改良して制作したこのブラシだが、これまでなんと20万本も売れているのだとか。
多くの人に使われるモノにはそれなりの理由がある。きっと掃除がしやすいに違いない…! というわけで,編集部は年末進行の合間をぬって行われたオフィスの大掃除で使ってみることにした。
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営業事務のSさんが「使ってみたい!」と言ってきたので、編集長・カナイのキーボードを掃除してもらうことに。
キーボードは厚めのメンプレン式。実はこのキーボード、もう数年使われ続けている。たまにハンカチタオルのようなもので拭かれているので、うわべはきれいなように見えるが、よく覗くとキーのひとつひとつにガンコな細かいホコリがついている。
キーの間の隙間にブラシを入れると、ホコリだけでなく、蓄積されていた髪の毛がっめちゃくちゃ出てきた。私、編集部・割井が記憶する限り、5年以上は近く使っているキーボードだ。歴史の深さは、奥に詰まったホコリと髪の毛の量だけで分かってしまう。
この髪の毛がひっついたブラシを見て、Sさんもドン引きの様子。「もう触りたくないです」と言って去ってしまった。カナイは「今度キーボードを解体してちゃんと掃除します」とバツが悪そうに話していた。
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続いて、このブラシが大活躍した場所が窓のサッシだ。最近、掃除を疎かにしていたようで、東側の窓サッシにホコリが溜まっている。
本書で推奨されているブラシの基本的な使い方は下記の通りだ。
(1)汚れの確認
(2)Jブラシでこする
(3)水拭き、乾拭きする
コンロまわりや排水溝、シンクまわり、トイレ、浴室のタイルなどはこの方法で良いとのこと。また、サッシの溝や洗濯機の裏など、汚れがたまる場所は、キッチンペーパーやウェットティッシュなど濡れた薄い布をまきつけることをすすめている。
というわけで、ここを、濡れティッシュをブラシに巻いてさっと拭いていく。
J字型のブラシは角まで届くようになっており、細やかなところまで汚れが取れている。
隙間にも入るような設計になっているので、掃除しにくい場所にも手が届くのがブラシの特徴。実は歯ブラシよりも幅が狭く、約5ミリしかないという。大津さんが、掃除しにくい場所をいかに効率よくきれいにできるかということを考え抜いた結果である。
あっというまに濡れティッシュが汚れてしまった。こんなに汚れていたなんて、とショックを受ける編集部。とはいえ、よく見ると他の場所もほこりがかなり溜まっている。普段の生活の中で注目することが少ない場所だからこそ、このブラシが大活躍するのだ。
また、すでに付録付きムックを買っている人で、2本目のブラシがほしい人もいるのではないだろうか。セブン&アイ出版は、付録単品をセブンイレブンの一部の店舗限定で15日より販売しているという。
トイレに使ったブラシを台所で使うのは…という人も多いはず。 大掃除だけでなく普段の掃除の際にも役立つ。徹底的に掃除ができる年末年始になりそうだ。
(割井洋太/新刊JP編集部)