人気ヘッドスパ「PULA」のヘアケアを自宅で プロが教えるその方法とは
今、ちょっとしたブームになっている「炭酸ヘッドスパ」や「ドライヘッドスパ」。
行ったことのある方は、気持ちよすぎて寝落ちしてしまった、なんて方も多いのではないのでしょうか。
そんなヘッドスパで「ゴッドハンド」と呼ばれているのがヘッドスパ専門店「PULA(プーラ)」の創設者、辻敦哉さん。プーラは2年も新規予約が取れないほどの人気店。ここでは、辻さんの著書『育毛のプロが教える髪が増える髪が太くなるすごい方法』(アスコム刊)から、プーラ式のヘッドスパを自宅で体験できる方法を紹介します。
■オイルパックで極上の頭皮マッサージを
プーラ式ヘッドスパの醍醐味の一つは、天然オイルを使用した頭皮マッサージ。毛穴にはシャンプーやトリートメントなどの流し残しが、汗やほこりと混ざって、「酸化汚れ」となっています。この酸化汚れこそ、弱弱しい髪にしてしまう犯人なのだそうです。
酸化汚れは、通常のシャンプーでは落ちないため、辻さんいわく2週間に1回はオイルパックをするのが美髪にする秘訣。オイルのトリートメント効果もあって、ツヤツヤの艶髪に生まれ変わるといいます。
【オイルパックの作り方】
キャリアオイル(ホホバオイルやツバキオイル)20ccに、アロマオイル(天然成分100%)0.2cc(4滴)を容器に入れて、よく振って混ぜ合わせる。容器は100円ショップで売っている、先端から液体がでるドレッシングなどを入れる容器で可。
【使い方】
1.37~39℃のぬるま湯で髪を濡らす
2.髪を軽めにタオルドライ
3.頭頂部に容器の先端をあて、頭皮の全体にまんべんなくオイルを出して塗っていく
4.マッサージ開始。両方の手のひらの付け根のふくらみを、耳の上の頭皮に押し当てる。両手を頭頂部に向かってゆっくり押し上げる。頭皮を持ち上げるイメージ。これを2分ほど繰り返したのち、両手の指で、頭頂部付近のマッサージを1分ほど行う
5.マッサージ後、2分ほどおいてから、ぬるま湯でオイルを流す
頭には、前頭筋、左右の側頭筋、後頭筋の4つの筋肉があります。プーラ式マッサージはこの4つの筋肉をもみほぐすことで頭皮の血流を促そうというもの。血流は毛根まで髪の栄養素を運んでくれるので、血流アップは美しく元気な髪を育てるのに重要なのです。
■天然成分100%の粉シャンプーでたっぷり栄養補給
オイルマッサージの後は、これまた手づくりの育毛「粉シャンプー」によって、毛根に栄養を与えます。この粉シャンプーは辻さんが考案したもので、商品化もされていますが、自宅で簡単に作ることも可能です。粉シャンプーの特徴は「天然成分の栄養を補給できる」「頭皮環境を整える」「血流を良くする」の3つ。これらの3要素は、髪を元気にするための必須項目だそうです。
【用意する材料(1回分)】
・コーンスターチ…小さじ3(15cc)、化粧品用(食品でも可)、スーパーやネット通販で販売しているもの
・ハトムギ粉…小さじ1(5cc)、焙煎していないもの、ネット通販や自然食品店で販売しているもの
・重曹…ひとつまみ、食用のものでOK、スーパーやネット通販で販売しているもの
・ミネラルウォーター…30cc
・ドレッシング用容器…フタ付き(ノズルの穴が3mm以上で容量が250cc以上のもの)、容器の口が広いもの(粉を入れやすい)
・洗面器
・コップ
【粉シャンプーの作り方】
1.コーンスターチ、ハトムギ粉、重曹を容器に入れます
2.ミネラルウォーターを注ぎます(小さじ6)
3.よく混ざるように10回ほど勢いよくシェイクします
4.完成!すこし粘り気があるくらいがベスト(水分が多い場合は、粉を追加して調整してください)
【粉シャンプーの使い方】
1.頭頂部から下に向かって粉シャンプーを塗りながら ※放射状に塗る
2.指でなじませ、粉シャンプーを頭皮全体に広げます ※頭皮をマッサージしながらすり込むイメージです
3.少しずつお湯で流し、洗面器にためていきます ※粉シャンプーの栄養素を再活用するためです。洗面器の半分くらいまで溜めるのが目安です(ミディアムヘアの場合)
4.洗面器にたまったお湯をコップですくい、4、5回頭皮を髪を流します。※粉シャンプーが頭皮と髪にまんべんなく行きわたるようにします
5.シャワーでしっかり粉シャンプーを流して完了です!
以上が、自宅で実践できる「プーラ式ヘッドスパ」。
専門店にいくと、一回1万円近くかかってしまいますが、この方法ならお財布を気にせず、気軽にヘアケアをすることができますね。
『育毛のプロが教える髪が増える髪が太くなるすごい方法』(アスコム刊)ではここで紹介した「オイルパック」や「粉シャンプー」をはじめとした最良のヘアケア法がまとめられています。チェックしてみると自分の髪の悩みを改善するヒントが得られるかもしれません。
(新刊JP編集部)