「12億円を捨てて2200万円を選ぶ」。新庄剛志をスターにした成功への考え方
2017年冬、まさかの20億円の横領詐欺被害をテレビ番組『しくじり先生』で告白したのは、元メジャーリーガーで現在はバリ島に暮らす新庄剛志さんだ。お金をだまし取られたのに、それを笑い飛ばしながら生きている新庄さんの姿に世間は驚いた。
そんな新庄さんの著書『わいたこら。――人生を超ポジティブに生きる僕の方法』(学研プラス刊)は、番組でも発した「わいたこら」(九州弁で「なんじゃこりゃ」)という言葉をタイトルに据え、そのポジティブさの源泉とスターであり続けられた理由がつづられている。
では、なぜここまでポジティブでいられるのだろうか。彼がメジャーリーグに移籍した際のエピソードを取り上げよう。