その髪、本当に切っちゃうの？いま知ってほしい「ヘアドネーション」
提供: 新刊JP編集部
新しいヘアスタイルを褒められて調子に乗っています。新刊ＪＰデザイナーのハチマルです。
先日髪を切りました。
長かった髪をとてもバッサリと切ったのですが、ただ理由もなく切ったのではありません。失恋をした訳でもありません。
今回はヘアドネーションに挑戦するために、ずいぶんと前から計画的に髪をのばしていました。
ヘアドネーションとは、小児癌などの病気や不慮の事故などで頭髪を失った子どものために、ウィッグを無料で提供する活動の事です。
そのウィッグにつかう髪の毛を、今回寄付させていただいたのです。
芸能人では、ベッキーさんや柴崎コウさんなども挑戦して話題になりましたね。
寄付できる髪の毛の条件は以下の通り
・３１センチ以上の長さがあること
・完全に乾いていること
・切り口をゴムなどで束ねてあり、一人分ずつまとまっていること
・引っ張っても切れない髪の毛であること
一番最初の条件である、３１センチ以上のばすというのが、夏の暑さもあってなかなか大変でした。
団体によっては１５センチからでも寄付できるようですが、１５センチの場合は「髪の毛付きインナーキャップウィッグ」に、３１センチ以上で「オーダーメイドフルウィッグ」にと、用途が変わってくるようです。
せっかくならばフルで挑みたい！
ここまでのばしました。大体胸の下ぐらいです。
かなり傷んでいてお見苦しいのですが、逆に言えばここまで傷んでいても、引っ張って切れないレベルであれば問題ないということ。いやぁ、分かりやすいなぁ！
髪は束ねて送らなくてはいけないので、あらかじめゴムで結んでおきます。
こんな、おさげの進化系みたいな髪型にしたの何年ぶりだろう……なんて考えてみたら悲しくなってきたのでやめました。
ドナーシートに必要事項を記入して、いざカット。
重ね重ね見苦しい写真ですみません。
なにやら相撲の断髪式のようです。
こちらをヘアサロンの方がNPO法人宛てに送ってくださるのですが、レターパックの品名に「髪の毛」と書いてあるのをはじめて見ました。
あとはいつも通り、髪を整えてもらって終了です。
大人と違って子どものウィッグは需要が少ないため、大手の企業ではあまり作っておらず、とても高価です。
安いウィッグは一目でウィッグだと分かってしまうような質のものも多く、親としては見ていて辛く思う事もあるということでした。
また、癌を患っている方が治療に入る前に、治療で抜けてしまう予定の髪の毛を寄付されるケースもあるそう。
自分の髪の毛をウィッグにして使うことはできませんが、同じ病気を戦う子どものための大切な贈り物になります。
普通、髪は切ったら棄ててしまうもの。
その棄ててしまうものが誰かの役に立つのであれば、これ程良い事はありません。
少しのばすのは大変ですが、髪を切る前に、一度ヘアドネーションを考えてみてはいかがでしょうか。
今回寄付させていただいた団体はこちらです。
JHD&C
https://www.jhdac.org/index.html
ヘアドネーションに賛同しているサロンもこちらのサイトで検索することができます。
予約の際、事前にヘアドネーションをしたい旨を伝えておくとスムーズかもしれません。
また、今回の記事を書くにあたりご協力いただいたHairsalon８+様、ありがとうございました。
https://www.hairsalon8plus.com/
