ヒトラー、プーチン、カダフィ…独裁者だけが持つ非凡な人心掌握術
ヒトラーにスターリン、フィデル・カストロ、カダフィ大佐、プーチン、毛沢東……。
歴史上には「独裁者」と評される政治リーダーがいる。多くは死後も毀誉褒貶があり、ほとんどは「悪の権化」として断罪されている。日本でも「独裁者」のイメージは基本的には良くない。
しかし、当然ながら独裁者は誰にでもなれるものではない。選挙プロセスを経る以上、国民からの一定の支持は必要だし、カダフィのようにクーデターや革命で政権を奪取した人物にしても、同志が一枚岩でないと密告のリスクが常に付きまとう、危ない賭けに勝ったわけである。誤解を恐れずにいえば、彼らは良くも悪くも「非凡」ではあったのだろう。