だれかに話したくなる本の話

怖い話はこう作れ!? ホラー作家が解説する「恐怖」の作り方

『恐怖の構造』(幻冬舎刊)

夏といえば「怖い話」だ。暑い夜にゾッとするような物語を聞いて、涼むのである。

さて、その「怖さ」を追求するのがホラー作家たちだ。彼らは一体どのようにして「怖い」という感情を掻き立てる物語を作っているのだろうか。
『恐怖の構造』(幻冬舎刊)は『DINER ダイナー』や『或るろくでなしの死』などで知られる小説家の平山夢明氏が、ホラーの名作を例にしつつ、人間が恐怖や不安を抱き、それに引き込まれていく心理メカニズムについて考察している。

恐怖の構造

恐怖の構造

稀代のホラー作家が人間が恐怖や不安に引き込まれていく心理メカニズムについて徹底考察。