だれかに話したくなる本の話

人生に目的はあるか? 倫理学者が考える豊かに生きる知恵

『目的なき人生を生きる』(KADOKAWA刊)

「目標を見つけなきゃ」「自己実現とは何だろう?」といったことを考え、気づけば何かに急かされるような人生を歩んでいる。息苦しい生き方になってしまっている人は多いのではないだろうか。

そんなとき、そういった多くのことにとらわれず、「人生に目的はない」という考え方をすれば、人生はもっと豊かなものになるのはないか。
そう説いているのが『目的なき人生を生きる』(山内志朗著、KADOKAWA刊)だ。

目的なき人生を生きる

目的なき人生を生きる

『小さな倫理学』を唱える著者による解放の哲学。