顧客に愛され500着のスーツを売った経営者のたった一つのシンプルな営業哲学とは?
仕事をしていれば、建前や社交辞令、「嘘ではないけれど100%本当のことではない」といったことを口にしたことは一度や二度はあるはずだ。しかし、そんなとき「正直」になれていない自分を嫌になったり、そんな仕事を辛いと思ったりすることはないだろうか?
「正直者はバカを見る」という言葉もあるが、「バカ正直」を貫いて、アパレルのトップ営業になり、オーダースーツの会社を立ち上げて多くの顧客に愛され、会社を成長させているのが株式会社muse(ミューズ)代表取締役であり、『営業は「バカ正直」になればすべてうまくいく!』(SBクリエイティブ刊)を上梓した勝友美氏だ。
勝氏は営業時代には一年間で500着のスーツを売り、現在、muse(ミューズ)の一着20万円のオーダースーツも飛ぶように売れている。その秘訣は小手先の営業テクニックなどではなく、シンプルに「正直になること」だという。
彼女が貫く「正直さ」とはどのような思いから生まれているのか。
インタビュー前編となる今回は、株式会社muse(ミューズ)で体現される正直さと、多くの人が正直になれない理由についてお話を伺った。
(取材・文:大村佑介、写真:森モーリー鷹博)