だれかに話したくなる本の話

幸せなセックスができない人がやっている3つの「いけないこと」

大好きだと思っていた人とセックスをしても、なぜか満たされない…。
そう悩んでいる人は少なくないのかもしれません。

好きな相手と心まで満たされるセックスをするためには、実は「やってはいけないこと」があります。
その答えが書かれているのが、著者の二村ヒトシさんが、恋やセックスにまつわる様々な悩みに答える『恋とセックスで幸せになる秘密』(二村ヒトシ著、山本直樹イラスト、イースト・プレス刊)。

では、その「やってはいけないこと」とはなんでしょうか。
本書から3つ、ご紹介します。

■セックスを恋愛の「エサ」にする

「体の関係」をエサにして恋愛をしようとしていませんか?

確かに上手くいかないときに、相手の気を引くために体を使うという手段が頭をよぎることもあるでしょう。しかし、それでは精神的なつながりを十分に持てないままセックスをしてしまうことになり、不安感が一層増してしまいます。

また、「自分を安売りするな」「すぐに体の関係を持つのはよくない」という考え方も、セックスをで「エサ」ととらえているという点では同じ。

体の関係を持つときは、「その人とセックスすると安心できるかどうか」を基準にして考えてみてはいかがでしょうか。

■心の穴をセックスで塞ごうとする

セックスをすると、心の穴が塞がったような気がするもの。しかし、著者は「そのような気がしただけ」と一刀両断します。

どんなに愛し合い、その時間は満たされたとしても、「さみしさ」や「劣等感」といった心の穴が永遠に消えるわけではありません。

著者は、セックスは「お互いの心の穴に触れる」行為だと指摘します。 一時的に心の穴を塞いだ気持ちになっても、決して「心の穴を埋められる」ものではないのです。

■「あたしMなんです」と言う

飲み会などの場でよくいるのが、軽いノリで「あたしMなんです」と自己紹介する女性。 ところが、著者によると、そんな女性は、本当は「M」なのではなく「愛され願望が強い、かまってちゃん」なのだとか。

また、そんな「なんちゃってM」の女性に近寄ってくる「自称S」の男性は、セックスしたいだけの「ヤリチン」であることが多いと言います。

もし「支配されたい」という欲求があるのなら、自分の気持ちを肯定してくれて、あくまでセックスの中でだけの「遊び」として、あなたを支配してくれる男性を選ぶといいかもしれません。

 ◇

恋愛やセックスは、本来楽しいはずのもの。もしセックスをすることが「苦しい」と感じているなら、それはセックスに間違ったものを求めてしまっているサインなのではないでしょうか。

本書は『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』と改題され、文庫版が出版されています。
幸せなセックスができないのはなんでろう…と悩んでいる人は本書を参考にしてみてはいかがでしょうか。

(新刊JP編集部)

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