センター試験の「ムーミン問題」が示す日本教育の行き詰まりと未来
2020年、教育改革の一環として「大学入試」が変わることになっています。
大きな変化の一つは、従来の「センター入試」に代わり、「大学入学共通テスト」が導入されること。「共通テスト」ではマークシート試験に加えて記述式問題が出題され、英語は段階的に英検などの外部試験に移行します。
改革の目的は、根本から子どもたちの「学び」を変え、複雑化した現代社会を生き抜くための能力を伸ばす教育をすること、ではありますが、入試を控えている世代の親子を中心に、その行く先を不安な思いで見つめている方も少なくないと思います。
そんな教育改革について論じているのが『不安な未来を生き抜く最強の子育て 2020年からの大学入試改革に打ち勝つ「学び」の極意』(佐藤優、井戸まさえ著、集英社刊)。
大学入試改革の内容とは? これからの子どもたちの「学び」はどのように変わる? そして、親はどのように対応するべきなのか?著者の一人であり、自身も五人のお子さんを持つ親でもある井戸まさえさんにお話を伺いました。
今回はインタビューの前編をお届けします。