対応をまちがえると陰口のネタに?!女性同士の「ホメ合い」が怖い
表向きは仲が良さそうに振舞っていても、裏では悪口の応酬だったり、密かに見下していたり。
女性同士の人間関係で生じる面倒くささを感じたことがある人は多いはず。そしてこうした人間関係は、職場、女子会、学校、子供の送り迎え、社宅、嫁姑……などなど、いたるところで発生するもので、気をつけていないと思わぬところで足をすくわれてしまうかも。
職場や家庭にいる女性との人間関係のこじれを避けるために、どんなことが必要なのでしょうか。
2018年を気持ちよく過ごすために、こんな点に気をつけてみてはいかがでしょうか。
■「ホメ合い」の裏で行われる人間性の観察
精神科医の水島広子さんは、著書『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版/刊)で女性同士の人間関係特有の性質を分析し、対処法を伝授します。
たとえば、服装やメイク、持ち物など、様々な物をネタにした「褒め合い」は男性同士のコミュニケーションではあまり見かけない、女性特有のものだといえます。
ただ、この褒め合いは言葉通り受け取れない裏の面があります。女性が相手のことをほめるのは「ほめることで自分を守ると同時に、相手がどんな人間か調べる」という意味も。
かわいい子に「かわいい」と褒めて傲慢さを調べたり、あまりかわいくない子に「かわいい」と言ってみて「勘違い」度をチェックしたりするのです。したがって、ほめられたときの返答次第では、陰口を叩かれるなど、予想外の被害に遭ってしまうことも……。 **「かわいい」「モテるでしょ」など、相手にほめられたときは、「そう言ってくれてありがとう」「○○ちゃんって優しいね」**などと返すようにするとよいでしょう。ほめてもらった内容ではなく、あくまで相手が自分にそう言ってくれたという事実に着目して、返答をすることがポイントです。
■「対立」は見えていないフリが一番
「仲良しグループの中で対立ができてしまった」「仲の悪い上司の板挟みになってしまった」……あなたはそんな経験はありませんか? 「だれが味方でだれが敵か」といったサバイバル状態は、とてもストレスフル。そんな人間関係に巻き込まれないための唯一の方法は、**「まるで対立が見えていないかのように振る舞う」**こと。どちらかの側についた瞬間、対立の当事者になってしまいますから、「見えていないふり」が一番都合がいいのです。
あらぬ誤解を避けるために、対立の渦中にある人からの誘いはなるべく断るようにし、対立についてコメントしたり、陰口をきいたりすることも一切やめましょう。徹底して対立には関わらない姿勢を保つことで、あなたは「人間関係にあまり関心のない、公平な人」と見てもらえるようになるはずです。
「女の敵は女」という言葉があるように、女性同士の人間関係は難しい面があるもの。でも、同性だからこそわかちあえる悩みがあり、同性だからこそ育める友情もまた存在するのかもしれません。
不用意に敵を作らないように、上手に対人関係を築いていきたいものですね。 (新刊JP編集部)