だれかに話したくなる本の話

名作小説の気分が味わえる?スコットランドの「いわくつきの島」が破格の安値で発売中

名作小説の気分が味わえる?スコットランドの「いわくつきの島」が破格の安値で売りに

クルーザーを持っている。
別荘を持っている。

などなど、お金持ちステータスになりうる持ち物は数多あるが、「島を持っている」と言える人はめずらしい。というのも、「島」と胸を張って言えるレベルの島を買うというのは、通常億単位のお金がかかるもの。並みの道楽者には手が出ない。

■スコットランドの美しい島の「いわく」とは

ところが、面積29ヘクタール、緑あふれる公園と19世紀に建てられた灯台があり、そしてもちろん目の前は見渡す限りの大海原と美しい海岸線という堂々たる島が、なんと日本円で約4700万円(428000ドル)という価格で売りに出されているのをご存知だろうか。

灯台へ

灯台へ

スコットランドの孤島の別荘。哲学者ラムジー氏の妻と末息子は、闇夜に神秘的に明滅する灯台への旅を夢に描き、若い女性画家はそんな母子の姿をキャンバスに捉えようとするのだが―第一次大戦を背景に、微妙な意識の交錯と澄明なリリシズムを湛えた文体によって繊細に織り上げられた、去りゆく時代への清冽なレクイエム。