「第9回日本タイトルだけ大賞」に『パープル式部』
“ほぼ2016年”に出版された書籍から最も秀逸なタイトルを選ぶ「日本タイトルだけ大賞」の選考会が12月8日に開催され、大賞受賞作が決定した。
第9回となる今回の大賞に選ばれたのは、『パープル式部』(フォビドゥン澁川著、集英社刊)。
また、残念賞には『前科おじさん』(高野政所著、スモール出版刊)が選ばれた。
今年は、348作のノミネート作品から実行委員の山田真哉さん、ヨシナガさん、上田渉さんの3人が本選に進む54作品を選定。
当日のニコニコ生放送で、視聴者による投票によって大賞が決定した。
このほかにも、審査員それぞれのお気に入りのタイトルを選ぶ「個人賞」、最も残念なタイトルに贈られる「残念賞」も発表された。
また、昨年に引き続き、でんぱ組.incの夢眠ねむさんがゲスト審査員として登場し、タイトルの読み上げを担当。生放送を盛り上げていた。
(新刊JP編集部)
■第9回日本タイトルだけ大賞受賞作品一覧
大賞
『パープル式部』(フォビドゥン澁川著、集英社刊)
大賞まであと一歩
『コップとコッペパンとペン』(福永信著、河出書房新社刊)
『10分後にうんこが出ます』(中西敦士著、新潮社刊)
個人賞
山田真哉賞『微分、積分、いい気分。』(オスカー・E.フェルナンデス著、岩波書店刊)
ヨシナガ賞『お尻をもむだけで痛みの9割は消える』(宇田川賢一著、ダイヤモンド社刊)
上田渉賞『<変態>二十面相 もうひとつの近代日本精神史』(竹内瑞穂+「メタモ研究会」編、六花出版株式会社刊)
夢眠ねむ賞『いいにおいのおならをうるおとこ』(ジル・ビズエルヌ著、ブルーノ・エッツイラスト、ロクリン社刊)
読書メーター賞『きみの言い訳は最高の芸術』(最果タヒ著、河出書房新社刊)
残念賞
『前科おじさん』(高野政所著、スモール出版刊)