だれかに話したくなる本の話

今話題、「名前の文字」だけで運勢がわかる! 舛添要一、清原和博、ベッキー… 「お騒がせ有名人」に特有の名前

突然ですが、自分の名前の由来を親に聞いてみたことはありますか?
由来は聞いたことがあっても、自分の名前に使われている漢字の成り立ちまで確かめたという人はさほど多くないでしょう。

『知るのが怖い! 名前によい文字 悪い文字』(なかやまうんすい著、河出書房新社刊)によれば、私たちが何気なく名前に使っている漢字のなかには、ふだんの使い方からは想像もつかない、不吉な成り立ちをもったものがあるといいます。

たとえば「真」「一」「清」「キ」などはそれにあたるそうで、実際、都知事の舛添要一さん、清原和博さん、ベッキーさんらの名前には、これらの文字が入っています。
彼らが皆、よろしくない話題で世間を騒がせた人物であることを考えれば、「たかが漢字」と切り捨てるのもいかがなものか…という気がしてきます。

■舛添要一、イチロー、小泉純一郎、坂本龍一……「一」は吉凶両方に振れる文字
本書では「不吉な暗示が強い、使ってはいけない漢字」「注意すべき漢字」の例として、「真」や「亜」「一」等が紹介されています。

著者のなかやまさん曰く、「真」は「ひっくり返った人、あるいは、死んで首を逆さにかけられたさま」を意味する、凶暗示の強い文字とのこと。また、「亜」は「墓を上から見て文字にしたもの」。



ただ、名前のなかに「真」という文字が入っているから、即不運に見舞われるかといったら、そうではありません。
うそをつかない、医療分野への関わりがプラスになる等、「真」の持つ良い面を意識して行動することにより、凶作用を避け、吉作用を強めることができるからです。



では現在、政治資金の私的流用疑惑で話題になっている舛添要一さんの名前に含まれる「一」についてはどうでしょう。

なかやまさんは、メジャー通算3000本安打という大記録も見えてきたイチローさんを例に出しながら、「一」という文字が吉凶両方の暗示をもつことを示しています。



この文字は、人によって吉凶どちらにも振れる可能性があり、いったんどちらかに振れるとそれはかなり極端な形になるという特徴を持つのだそう。
たしかに、小泉純一郎さん、石田純一さん、坂本龍一さんなど、個性的な言動で人の記憶に残る人物が多いことに気づきます。

なかやまさんによれば、この漢字の「偏る」という暗示をよく認識し、バランス感覚を人一倍磨くことで、トラブルを回避できるそうです。


本書では他にも、「不安定な運気もある注意すべき漢字」として「幸」「愛」等の文字の特徴が解説されていたり、「名前に使いたい、幸運をもたらす漢字」がふんだんに紹介されていたりと、「姓名占術・文字霊力研究家」という肩書を持つなかやまさんならではの内容が続きます。

気軽に姓名判断を楽しむ感覚で手にとってみると、思い当たるフシがあれこれ見つかるかもしれません。
(新刊JP編集部)