「勇気がない人」3つの特徴
自分がやると決めたことにひたむきに取り組んで、次々と成功させていく人と、頭の中に計画はあるものの、なかなか実行に移せない人。両者の違いは「行動力」ですが、行動力のあるなしは、つまり行動を起こす「勇気」のあるなしだといえます。
『一歩前に踏み出せる勇気の書』(青木仁志/著、アチーブメント出版/刊)には、目標に向かって行動を起こすための勇気の持ち方がつづられていますが、その中に勇気を持てない人の考え方も紹介されています。
勇気を持てない人とは一体どんな人なのでしょうか。
■思考がネガティブな人
不平不満や妬み、憎しみなど、人間が持つ負の感情はさまざまですが、そのどれもがその人の事実の受け取り方によって生まれるものです。このようなネガティブな感情にとらわれていると、「どうせ自分なんて」と自分への評価も低いものになりがち。それでは、行動できないのも無理はありません。
ネガティブな思考を消すためには物事を前向きに捉えるのが一番ですが、物事の捉え方を変えるのにはそれなりの時間がかかるもの。まずはネガティブな感情を引き起こしている原因について徹底的に考えてみましょう。
■怖がりな人
「恐れ」の感情も行動を抑止してしまいます。
「恐れ」というのは経験の不足によって生まれます。つまり、先行きがわからない時、これからどうなるという予想が立てられない時に生まれるのです。でも先行きの見えない状況が怖いのは行動力のある人も同じ。彼らは「恐れ」に打ち勝ってきたのです。
「恐れ」に勝つために必要なのものは、物事を探究する好奇心です。「恐れ」の原因を突き止めて、前に進んでいける人になるには、自分の関心のあることを、うまくいくまで掘り下げる経験を積むことが重要になります。
■欲のない人
何かを成し遂げたいという気持ちの大元には「欲」があります。何かを欲する気持ちがあるからこそ計画を実行に移したり、チャレンジすることができるのです。
悪いイメージで語られることの多い「欲」ですが、向上心も探求心も、元をただせば「欲」です。行動力をつけたい人は「自分が欲しているもの」を意識して「欲」のエネルギーを解放してあげることが必要です。
どんなにいい計画でも、実行に移さなければ成就することはありません。
本書には今回紹介した内容の他にも「勇気」を出すための考え方やものの見方がつづられていますので、仕事やプライベートでパワフルな推進力を持ちたい人は参考にしてみてください。
(新刊JP編集部)