「まずは従業員の顔が浮かんだ」M&Aに対峙する経営者の心情とは
今、地方の中小企業にとって大きな課題となっているのが後継者問題だ。
年齢を重ね、次の人生の選択を考えるとき、それまで経営してきた会社をどうすべきか――。そんなときに役立つのがM&Aの知識である。
丸善お茶の水店のビジネス書で1位(2024/8/19-25)になった『経営者のゴール: M&Aで会社を売却すること、その後の人生のこと』(あさ出版刊)は、M&Aを取り巻く状況や、実際に進めるとなったときに経営者に何が起き、どのようなことに悩むのか、経営者の心情に寄り添うように説明する一冊だ。
ここでは本書の著者で自身も自社のM&Aを経験している芳子ビューエルさんに、M&Aの実際についてお話をうかがった。M&Aを前にして経営者だけが抱える葛藤とは。