だれかに話したくなる本の話

「朝型」は非効率?物流の視点から見たユニーク時間術

「朝型」は非効率?物流の視点から見たユニーク時間術(*画像はイメージです)

努力しているのに結果が出ない、スケジュール管理に苦労している、忙しくて自分の時間がない、人間関係に疲れてしまったという悩みを抱えている人はどこに問題があるのか。

それは、「滞り」があるからだ。
そう述べるのは物流・ロジスティクスの専門家として「モノ」の流れを研究している鈴木邦成氏だ。物流にピークやオフピークがあるように、仕事や人生設計も「いかにピークを避けて滞りを解消していくか」という視点があっていい、という鈴木さんの意見は、時間管理や仕事術の点からもユニークだ。

はかどる技術

はかどる技術

物流にピークやオフピークがあるように、仕事や人生設計も、わざわざピーク状態をつくり出すようなスタイルで行動すれば、大きな滞りが発生して非効率になるというわけだ。
つまり、いかにピークを避けて滞りを解消していくかが、頭のいい人の時間管理や仕事術につながっていくということ。
実際、学生・社会人を問わず、悩みのほとんどは「滞りをなくす」という視点から物流のセオリーを当てはめていくと解決できる。
そこで本書では、専門のロジスティクス工学に加え、最新の行動経済学なども取り入れて、時間・仕事・勉強・人づきあい・人生設計・お金……などのさまざまなシーンやテーマにおいて、最小限の努力で最大限の成果を引き出せる考え方を伝える。