だれかに話したくなる本の話

中小企業経営者が知るべき「人事評価制度・報酬制度」が失敗する理由と改善策とは

『小さな会社が劇的にかわる すごい人事評価・報酬制度のつくり方』(金村秀一著、産業能率大学出版部刊)

経営者は自社の業績が上がるように日々努力しているし、そこで働く社員は、会社の業績を上げることで、自分のキャリアが磨かれ、最終的に稼ぐお金となって反映されることを願っている。

両者のベクトルを合わせることで、会社側もそこで働く側も幸せになることができる。そのひとつの手段が「人事評価制度・報酬制度」である。

大企業ではあたりまえのように存在する人事評価制度も、中小企業では存在していなかったり、機能していないことが少なくない。社員のボーナスが社長のさじ加減一つで決まる会社は珍しくないのだ。

小さな会社が劇的にかわる すごい人事評価・報酬制度のつくり方

小さな会社が劇的にかわる すごい人事評価・報酬制度のつくり方

小さな会社で人事評価制度が失敗に終わる理由の第1位。それは制度が「複雑すぎる」こと。
専門家が作った人事評価制度は複雑で、小さな会社では社員はもちろん導入を決定した社長までも、何をどうすれば評価されるかが曖昧でわかりづらい。

この本で紹介する方法は、A3用紙の人事評価シート、たった1枚で完結するシンプルでわかりやすいもの。そのため、社員はどうすれば給料が上がるのか、賞与が増えるのか、昇進できるのかきっちりとわかり、それに向かって努力できる。

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