毎日に幸せがやってくる小さな習慣とは
幸せを感じられるかどうかは、どう生きるかというよりも心の持ち方で決まる。
幸せがやってくる人とは、すなわち幸せを感じられる心を持った人。幸せが逃げる人はその心を持っていない人といえる。両者の違いは何なのか。それは毎日の小さな習慣にある。
◾️毎日にちょっとした変化を加えるだけで驚くほど幸せを感じられる
『今すぐ! 幸せがやってくるシンプルな習慣』(さとうやすゆき著、三笠書房刊)では、心の学校グループ創始者のさとうやすゆき氏が、今の自分を変えるために、毎日の生活にちょっとだけ変化を取り入れ、その変化を起こすためのシンプルな習慣を紹介する。
では、どんな習慣を取り入れれば、幸せがやってくるのか。たとえば、気分よく、勢いよく1日をスタートさせるために大切なのが「あいさつ」だ。誰かに声をかけることで、お腹にクッと力が入る。お腹に力が入ると、気分が爽やかになって、元気がわいてきて「今日も1日頑張るぞ」という気持ちになれる。スムーズに始まった1日が、いい1週間、いい1ヶ月につながり、未来に変化をもたらしてくれる。
面と向かってあいさつするのは恥ずかしいという人は、すれ違う人にただニコッと笑いかけてみること。たった1秒相手に微笑みかけて、ペコッと頭を下げるだけでも十分なあいさつになる。
気分よく1日をスタートできると、気持ちも前向きになり、仕事もはかどり、人間関係もスムーズになる。イキイキとした表情をして過ごせば、幸せはやってきて、いろいろなことがいいほうへと転がっていくという。
元気の「気」は気持ちの気であり、元気とは状態ではなく気持ちのこと。自分が元気だと思えば元気だし、落ち込んでいると思えば元気ではなくなる。なので、体が疲れていても、ココロは元気でいることができる。気持ちをコントロールすることで、いくらでも元気になれるということだ。
疲れている、気持ちが沈んでいるときは、静かな環境で目を閉じ、深呼吸をして「私は元気になってきた、なってきた。本当に元気になってきた」と唱える。すると、不思議なことに元気が体の中にわいてくるという。元気の「気」は伝染するもの。元気な人のそばにいるだけで周りの人も元気になれる。さらに、人に元気を分けると、それがまた自分に返ってくる。そうしてグループ全体の雰囲気もさらによくなっていくのだ。
大切なことは、まず一つ変えてみること。本書で紹介されている中からやってみようと思った習慣から日々の生活に取り入れてみてはどうだろう。
(T・N/新刊JP編集部)