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「すぐやる人」になるための3つの基本原則とは?

やるべきことを先延ばしにしてしまう。そんなクセを持っている人は少なくないだろう。では、先延ばしにせず、「すぐやる人」になるにはどうしたらいいのか。

そのためには、「すぐやる人の基本法則」を実践することが必要だ。

その基本法則を教えてくれるのが『「すぐやる人」になるかんたんな方法』(藤由達藏著、ぱる出版刊)。行動力を高めて先延ばしせず、目の前の緊急事にすぐに対応できる「すぐやる人」になるためのさまざまな方法やアイデアを紹介した一冊だ。

■すぐやる人になるための3つの基本原則とは?

もし、やらなくてはならないことを億劫に感じたとき、どうすればいいのか。

「すぐやる人の基本法則」には、「1.ハードルの法則」「2.階段とスロープの法則」「3.大事なことを大事にする法則」の3つの法則がある。

1、ハードルの法則

すぐに行動するためには、徹底してハードルを下げなければいけない。心理的なハードル、気分的なハードル、物理的なハードル、社会的なハードル。これらのハードルをできればゼロにしてしまうのがいい。

そのためには、行動できないとき、何が「嫌なのか」を感じ取ってみるのだ。気分が重いなら、その重さの原因を探る。心理的に何が不安なのか、単に体調や気分的なものなのか、どのハードルかがわかったら、ハードルのない状態を想像する。そして、ちょっとでも手をつけてみることが大切だ。それはすでにすぐにやっているということになる。

2、階段とスロープの法則

行動しやすくするために、イメージを使い、実際に手順や作業を分解していくのがこの法則だ。

まず、垂直の壁の手前に階段をつくるイメージで、達成すべき目標のために小さく段階を区切って一つずつこなしていく方法を考えよう。そして、階段よりもさらに小さな傾斜をつくって緩やかなスロープにするイメージで、もっと簡単に進めるようにする。最後に、目標に向かって進むためのスロープは、上り坂ではなく、下り坂のスロープをイメージする。

目標への道のりのイメージを自在に変えながら、楽な行動をとっていくのが「階段とスロープの法則」なのだ。

3、大事なことを大事にする法則

大事なことを大事にする生活をしていれば、自ずと大事なことをすぐやることになるだろう。そのためには、譲れない価値観と心躍る未来像を明確にすること。そのためには、意思を持って自ら主体的に効果的なスケジューリングをすることが重要だ。

 ◇

ついつい先延ばしにしてしまいがち。そんな人は、「すぐやる人」の法則を実践してみてはどうだろう。ちょっとしたコツとマインドで、行動力は変わるはずだ。

(T・N/新刊JP編集部)

「すぐやる人」になる一番かんたんな方法

「すぐやる人」になる一番かんたんな方法

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この記事のライター

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T・N

ライター。寡黙だが味わい深い文章を書く。SNSはやっていない。

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