だれかに話したくなる本の話

「叫び」の背景に秘められたムンクの心理とは

「叫び」の背景に秘められたムンクの心理とは(*画像はイメージです)

画家エドヴァルド・ムンクの『叫び』やレオナルド・ダヴィンチの『モナ・リザ』など、名だたる名画は実は「天気」と深い関係がある。『モナ・リザ』では、背景に水蒸気の効果を活かしていたり、『最後の晩餐』では、窓から差し込む太陽光の効果でキリストに目が行くようにしていたりする。そんな「天気」をキーワードに名画を見ていると思わぬ発見があるのである。

天気でよみとく名画-フェルメールのち浮世絵、ときどきマンガ

天気でよみとく名画-フェルメールのち浮世絵、ときどきマンガ

「悪魔の風」の正体は局地風(ゴッホ《星月夜》)、描かれた雲から降水確率もわかる(フェルメール《デフルト眺望》)、天気の表現でわかる作家の出身地などなど、古今東西の名画やマンガを天気という視点で見直すと、意外な発見に満ちている。画家たちの観察眼は気象予報士よりも凄い!? さらに、同じ地域でも時代の異なる作品を比較することで、温暖化などの変化に気づくことだってできる。現役気象予報士による美大の人気講義を再現。

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