自分の時間の管理は「時間割」で解決する
自分の予定を管理できない。
やりたいことがたくさんあるのに時間が足りない。
時間の管理がうまくできず、やりたいことができていないと悩んでいる人は少なくないだろう。では、どうしたらスマートに時間を管理できるのか。 その方法が「時間割」を作ることだ。
『なぜかうまくいく人の頭のいい時間割』(平野友朗著、三笠書房刊)では、すべての予定をGoogleカレンダーに記入し、「時間割」を作る時間管理ノウハウを紹介している。
■Googleカレンダーで時間管理をするときのコツとは?
学生時代は時間割の中での生活だった。そこに何の疑問を挟むことなく、開始時間になったら、その授業に参加し、終わったら次の予定に向かう。やるべきことを決められていた時間で偏りなくできていたはずだ。
しかし、社会に出ると時間割がない。だから時間の管理に苦しむのだ。
では、社会人となった今、どのように自分の時間割を作ればいいのか。
打ち合わせなどの人が関わる予定だけでなく、自分だけで行うこともすべて時間を確保し、自分のすべての行動予定をGoogleカレンダーに書き込むと、使える時間が明確になる。これが本書の時間割仕事術の基礎だ。
自分がやるべきことをカレンダーに書き込み、あとはそれを粛々とこなすだけ。予定にないことは基本的にはやらない。これを徹底するだけで、スケジュール管理は一気に楽になるという。
Googleカレンダーによる時間管理は「投下時間を正確に見積もる」「すべての予定を入力する」ことが重要となる。では、正確に時間を見積もるにはどうすればいいのだろうか。
答えは作業全体の手順を考えればいいのだ。全体の手順を細分化し、具体的な手順を思い浮かべて予測をする。それぞれ細かい作業が見えれば、投下時間もわかるはずだ。
また、時間を見積もる際は、1.2倍から1.4倍くらいで見積もり、ちょっと多めに時間を取るのがポイント。電話が鳴ったり、部下や上司から声をかけられたり、割り込みの仕事が発生することもあるからだ。予定が遅れるのはストレス。だから、あらかじめ余裕を持っておくといい。
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著者の平野氏は、時間管理ができるようになると、人生が変わると述べている。
時間の使い方がうまくいっていないという人は、時間割を作り、自分を管理することで仕事もプライベートも好転するはずだ。
(T・N/新刊JP編集部)