だれかに話したくなる本の話

「自分への手紙」を通して人生を振り返る。そこから見えるものとは(後編)

『私への七通の手紙 統合失調症体験記』(幻冬舎刊)

過去の自分自身に手紙を書いてみる。
そこには自分が人生の中で大切にしていた価値観や想いが浮かび上がり、「自分との対話」が生まれる。

大瀧夏箕さんは統合失調症と診断を受け、30歳のときに精神科病院に入院をした。その体験をベースに、7通の自分への手紙をつづり、自分の人生を振り返った。それをまとめたのが『私への七通の手紙 統合失調症体験記』(幻冬舎刊)だ。

「手紙」を通して見えた、困難を乗り越えてきた自分。大瀧さんへのインタビュー後編では、新たな人生の可能性についてお話を聞いた。

私への七通の手紙 統合失調症体験記

私への七通の手紙 統合失調症体験記

悩んだ。苦しんだ。
でもいつか、きっと前を向ける––。

かつて心を閉ざしていた著者が当時を振り返り、思いを綴る。
書簡形式の温かな自分史。

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