読むだけで強力なパワーがもらえる言葉というのが、銀座まるかん創設者であり、1993年以来、毎年、全国高額納税者番付総合10位以内に連続ランクインし、2003年には累計納税額で日本一になった斎藤一人氏にとっての「檄文」だ。

『斎藤一人　檄文』（斎藤一人、升岡はなゑ著、マキノ出版刊）では、斎藤一人氏と斎藤氏の名代であり、実業家の升岡はなゑ氏が、自分を変えたい、悩みから解放されたい、幸せな最高の人生にしたいという人に向けて、読み上げるだけでパワーがもらえるという「檄文」について紹介する。

■悩みに効く「檄文」とは

檄文とは何なのか。斎藤氏の会社で年に１回、全国から2000人以上集まるパーティーが開催され、大声で元気づけをして盛り上がる「気愛合戦」というのが行われている。そこで弟子たちから「各隊ごとに、かっこいい詩みたいなのがあるといいね」という話が出て、20年前に斎藤氏の直弟子がリーダーをそれぞれ務める抜刀隊、神風隊、龍神隊、隼隊、騎馬隊、金剛隊、大魔人、荒武者隊の８つの隊のために神のひらめきが降りてきて斎藤氏がパッと思いついたのが８つの檄文だった。

たとえば、騎馬隊の檄文は

「我々無敵の騎馬隊は
毘沙門天の旗のもと
真っ先駆けて前進し
一番槍に輝いて
取って取って
取ってみせます日本一」（本書P .１０より）

という魂を浄化する鎮魂歌だ。

「檄文を読み上げると胸のつかえが取れる」「自分らしく生きられるようになった」など、檄文を唱えた人はスカッと気分が良くなり、その上不思議なことが次々と起きるという。

そして、先人たちの強い思いに背中を押され、我慢してきたこと、許せないこと、溜め込んできた自分の気持ちを思い切り吐き出すことができる。また、檄文で強い気持ちになってくると、自分らしく生きること、人生を楽しみ尽くすことの大切さに気づくと斎藤氏は述べる。

檄文は今、斎藤氏が最も熱を入れている言葉であり、唱えた人から奇跡のストーリーが始まるという。悩みを抱えていたり、もっと良い人生にしたいという人は、檄文を唱えてみてはどうだろう。

（T・N／新刊JP編集部）