だれかに話したくなる本の話

彼氏にフラれて怒る女子高生に僧侶が伝えた仏教の教え

『日々抱える苦労の救済処置 おすくいぶっきょう』(世良風那著、幻冬舎刊)

嫉妬や妬み、怒りなど、人間の悩みも苦しみも、そのほとんどは人間関係からくる。
自分の裡に生じたこれらの感情がどうしても手放せずに悩む人は少なくないはず。マイナス感情を持ってしまうこと自体に罪悪感を持ってしまうこともある。

そんな時に、仏教の教えは一つの手がかりになる。誰かに裏切られたとき、嫉妬してしまった時、理不尽な目に遭わされた時、私たちはいかにして怒りや妬みから自由になれるのか?

日々抱える苦労の救済処置 おすくいぶっきょう

日々抱える苦労の救済処置 おすくいぶっきょう

仏教って意外とおもしろくて、わかりやすい!

大好きだった寛くんに振られ、落ち込む華。
仕返しに寛くんの悪口を友達に広めようとするもすぐに嘘だとバレてしまい、友達から無視されてしまう事に。
孤立してしまった華のもとに突然、阿弥陀様の使い”凡ちゃん”が現れる。
凡ちゃんが説く仏教の教えが、華や周りの人生を変えていき――。