だれかに話したくなる本の話

思ったことをそのまま言ってしまう…職場にいる発達障害特性のある人との接し方

思ったことをそのまま言ってしまう…職場にいる発達障害特性のある人との接し方(*画像はイメージです)

失礼なこと、人が怒るようなことを悪気なく言ってしまったり、ちょっとしたことで泣いたり怒ったり、約束を簡単にやぶったり…。

職場や親族、クラスメートにこんな人がいると、周りはひやひやしたり、振り回されてしまったり、つき合いにくかったりする。難しいのは彼らに悪気があるわけではなく、悪いことや不義理をしている感覚がないケースが少なくないことだ。

発達障害の人が見ている世界

発達障害の人が見ている世界

この本は、これまで1万人以上の発達障害の人たちと向き合ってきた精神科医の著者が、発達障害の特性を持つ人、とりわけADHDとASDの人が“見ている世界”を紹介する一冊です。
発達障害とは、一言で言えば脳機能の特性。状況を読んだり、人の気持ちを推測したりする脳の働きが定型発達の人より弱いことがわかっています。

失礼なことを平気で言ったり、繰り返し約束を破ったり遅刻したり、すぐに泣いたり怒ったり、 じっとしていられなかったり…

理解に苦しむその言動も、本人たちが物事をどう受け止め、感じているのか、つまり“見ている世界”を理解し、その対応策を学ぶことで、ともに生きるのが楽になるはずです。