だれかに話したくなる本の話

日本史の名場面「関ヶ原の戦い」の隠れた真実

『関ヶ原 島津の退き口 義弘と家康–知られざる秘史』(桐野作人著、ワニブックス刊)

慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いにおいて、石田三成率いる西軍は徳川家康率いる東軍に敗れ、西軍は各部隊が敗走することになる。西軍が敗走するなか、島津義弘率いるわずかな軍勢は故国を目指し、敵中突破を敢行する。その決死の軍事行動は「島津の退き口」と呼ばれ、今も語り継がれている。

関ヶ原 島津退き口 - 義弘と家康―知られざる秘史 -

関ヶ原 島津退き口 - 義弘と家康―知られざる秘史 -

西軍が敗走するなか、島津義弘率いるわずかな軍勢は故国をめざし、敵中突破を敢行する。
それはまさに決死の軍事行動、世に名高い、〝島津の退き口〞である。
残された兵士の手記をはじめ、数多の史料をひもとき、世界史でも前代未聞の前進退却戦の全貌を描く。
なぜ、かくも少数の将兵のみで関ヶ原に参戦していたのかという疑問、義弘と家康の、じつは密接な関係、退き口を彩った人物などに触れる。
日本戦史上、奇跡的な脱出行、〝島津の退き口〞の全貌に迫る決定版。

後世の日本人に伝えたい戦国リアルドキュメント。