【「本が好き!」レビュー】『夜鳥』モーリス・ルヴェル著
提供: 本が好き!(この記事は、書評でつながる読書コミュニティ「本が好き!」レビュアーのhackerさんによる書評です。
本が好き!は、無料登録で書評を投稿したり、本についてコメントを言い合って盛り上がれるコミュニティです。本のプレゼントも実施中。あなたも本好き仲間に加わりませんか? 無料登録はこちら→http://www.honzuki.jp/user/user_entry/add.html)
フランスのポオと呼ばれ、ヴィリエ・ド・リラダン、モーパッサンの系譜に列なる作風をもって仏英読書人を魅了した、鬼才ルヴェル。恐怖と残酷、謎や意外性に満ち、ペーソスと人情味を湛える作品群は、戦前〈新青年〉等に訳載されて時の探偵文壇を熱狂させ、揺籃期にあった国内の創作活動に多大な影響を与えたといわれる。31篇収録。エッセイ=田中早苗・小酒井不木・甲賀三郎・江戸川乱歩・夢野久作/解説=牧眞司