美肌だけじゃない 女性の魅力を作る「透明感」の正体
友達や同級生、職場の同僚など、まわりを見渡してみると思わず「こんな人になりたい」と憧れてしまうような美人はいませんか?
「美人」には2種類います。1つは生まれながらに美しい容姿を持った「先天的美人」。もう1つは自分で努力して内面的な魅力を手にした「後天的美人」です。身近な人に憧れられるくらいですから、きっとあなたの周りにいるのは後者の美人でしょう。
文字通り「後天的美人」には、毎日の過ごし方次第で誰でもなることができます。そのポイントは「透明感」。
「透明感=美肌」だと思っているなら、実はそれは間違いです。
■伝説的デザイナーも「内面の美」の大切さを知っていた
「気品は、ドレスを着ることだけでつくられるわけではない」
誰もが知るラグジュアリーブランド・CHANELでファッションアドバイザーを務めていた朝倉みや子さんは『女性は「透明感」で人生が変わる 「実力以上」に見られる「クラス感」のつくりかた』(WAVE出版刊)でココ・シャネルのこんな言葉を引用しています。
かの伝説的デザイナーですら、美とは外見だけのものではないと考えていたということ。そして「内面の美」とはその人の言葉や行動からにじみ出てくる品性であり、清潔な空気感=透明感なのです。
■「いい行動も悪い行動も、すべて巡り巡って自分に返ってくる」
「自分の行動に責任を持ち、相手の立場に立って考える心構えがあれば、人のオーラには透明感が生まれる」と朝倉さんはいいます。
待っている連絡が来ないとイライラするくせに、自分がしないといけない連絡は後回しにしていたり、自分のことは棚に上げて誰かを叱ったり、人間は自分が思っているより身勝手です。自分がされて嫌なことを、気づかずに自分でもやってしまっていることは、よくよく振り返ってみると少なくないもの。
「いい行動も悪い行動も、すべて巡り巡って自分に返ってくる」
こんなふうに考えると、身勝手な言動をしてしまう前に気づけるはずです。
■コンプレックスを手放せば透明感が手に入る
誰かからの好意や親切は、意外に気づかないもの。きっとあなたの毎日にも、気づかなかったおかげで感謝をすることなく素通りしてしまった誰かの親切があるはずです。
周りの人からの好意と親切に気づくためには、一日を振り返る時間を作るのがおすすめ。日記や手帳にその日にあった「感謝したいできごと」を書いてみると、相手のいいところや尊敬すべきところを見る習慣がついていきます。
そしてそれは「自分のいいところ」に目を向けるということでもあります。もし何かしらのコンプレックスを抱えているとしたら、他人や自分のいいところを見る習慣をつけることで、そのコンプレックスは薄まっていくはず。小さなことでも、今ある環境に感謝することで、品性は輝くのです。
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女性を魅力的に見せる「透明感」は見た目だけの話ではありません。
言葉や行動、佇まいによって作られる品性が、透明感となって周りの人の目に映るのです。
本書では、世界中の一流の人を見てきた著者が、これらの内面の美の磨き方、そしてもちろん外見の美しさを磨く方法も解説していきます。
「そこにいるだけで場が華やぐ人」
「どこにいっても一目置かれる人」
「周りに人が集まる人」
そんな魅力的な後天的美人になってみませんか?
(新刊JP編集部)