老後を充実させるために知るべきこと 精神科医の教えとは
何はなくともお金は必要。とはいえ老後の資金があるからといって、幸せな人生を送れるとも限らない。幸せとは気持ちひとつ、ということで心の持ち方や過ごし方も、お金と同様に必要な要素だ。老後の生活の質は自分自身でつくっていかなければならないとも言える。
『50歳からの人生術』(保坂隆著、中央公論新社刊)では、精神科医として長年中高年の心のケアに携わってきた著者が、「老後のためにお金を貯める」のではなく「いまを大切にしながら暮らしを考える」ことで、お金の不安を静かに解きほぐし、「楽しい老後」への道を開く方法、人生後半の心の持ち方、過ごし方を紹介した一冊だ。