時代が変わっても共通する戦争時のプロパガンダとは
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから約二ヶ月。
この二ヶ月、現地からの報道や今後の趨勢への専門家の分析などがニュースやSNSを通してしきりに発信され、毎日が戦争の話題で埋め尽くされている感がある。何が起きているのかを誰もが大まかには把握できる一方で、詳細に分け入ろうとするほど今度は多すぎる情報が邪魔になる。
それはSNSが普及して、整理されないままの情報が大量に出回るからでもあるし、戦争自体が持つ性質のためでもある。戦争とは武力と武力のぶつかり合いであり、インターネットが行き渡るよりもはるか昔から情報と情報の戦いなのだ。戦争を行う自国の正当性を国内外に印象づけるために、そして敵国を撹乱させるために、戦争にはプロパガンダはつきものである。