日本の殺人の半数は家庭で起きる…「家族間殺人」の知られざる実態
「あたたかさ」や「ぬくもり」、そして「絆」。
こういう肯定的なイメージで語られることが多い家族や家庭だが、近年「毒親」という言葉が広く認知されたように、自分の親だからといって必ずしも好きになれるわけではないし、我が子とソリが合わない親もいる。
もっといえば「家族と折り合いがよくない」というだけでは済まないこともある。あまり知られていないが、家庭が殺人事件の舞台になることは思いのほか多いのだ。
日本で起こる殺人の半数は家族間で起きています。(『家族間殺人』(P3より)
『家族間殺人』(阿部恭子著、幻冬舎刊)は、不幸にも家庭という場で起きてしまった殺人事件の動機や背景に迫る。