一流の人ほど大切にする「直感」その見つけ方と磨き方
頭ではやめた方がいいとわかっているのに、自分のどこかが「GO」を出している。
理屈で考えたら当然の選択肢なのに、なぜか胸騒ぎがする。
こんな経験はありませんか?
ロジックで考えようとする頭に対して「第六感」が反発するということ。「第六感」や「虫の知らせ」「インスピレーション」などなど、色々な言い方がありますが、つまり「直感」です。
ふと直感が降りてきた時、どうしていますか?あくまで頭で考えたことに従う人、直感を信じる人。あなたはどちらでしょう?
■直感を磨くカギに!「なんとなく」を甘く見てはいけない
頭で考えるクセがついた人は、直感を「根拠がないから」と軽視しがち。でも、「自分の心と直感に従う、勇気を持ちなさい」と言ったスティーブ・ジョブズをはじめ、一流の人ほど自分の心の声に耳を傾けているのもたしかですし、クリエイティブな仕事には直感がつきもの。周りを見渡すと、直感を大切にしている人は案外いるものです。
『直感があなたを一番早く幸せにする』(三笠書房刊)は、直感を目覚めさせることで、人生が好転するとして、自分の中に眠る直感の力をフルに使う生き方を教えてくれます。著者の羽山璃香さんいわく「直感は“筋トレ”と同じ。使えば使うほど磨かれる」。
直感に気づくには、「なんとなく」を甘く見ないこと。
「なんとなく思ったこと」や「なんとなく感じたこと」には根拠も強い動機もありません。でも、その「なんとなく」は、大事な直感なのです。
羽山さんによると、「なんとなく」は人によって感じ方が違うのだそう。天の声のように音や声が聞こえる人もいれば、その場の空気や気配を感じとる人も、脈絡なく脳裏にビジョンが浮かび上がる人もいます。ふとした時に自分の五感でキャッチしたことに気を留めると直感は磨かれていきます。
■「違和感」は心の声に逆らった時に覚える感覚
また、「違和感」も一種の直感です。
違和感は、自分の心の声と違う決断をしようとしている時に覚えるもの。たとえば気乗りしないイベントに誘われた時、本心では気乗りがしないのに、相手との関係性から「お誘いありがとうございます!」と答えてしまったら、きっと心の中には違和感が残るでしょう。日常生活では、もっと小さな違和感を日々覚えているはずです。こうしたちょっとした違和感に注意しておくことで、心の声に従いやすくなります。
もちろん、本心では行きたくないと思っているイベントを、断れないこともあるはず。そんな時、実際には断らなくても「ああ、本心では行きたくないと思っていたんだな」と自分の心の声を認めてあげることが大切です。
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直感力を引き出し、磨き、それを人生に活かし、そして幸せになる。
本書は直感に目を向けるところから、対人関係や仕事、実生活への活かし方まで丁寧に寄り添うように教えてくれます。
人生が上手く回っていないと感じる人、夢になかなか近づけない人、努力が報われない人。こんな人は、本書を通して直感の力を借りる術を身に着けてみると、人生をいい方向に向けるきっかけがつかめるはず。あまりにも頭でっかちになっていた自分に気づくかもしれません。
(新刊JP編集部)