だれかに話したくなる本の話

死ぬ人は三日で死ぬ 過酷な漂流生活を生き抜いた男の知恵とは

死ぬ人は三日で死ぬ 過酷な漂流生活を生き抜いた男の知恵とは(*画像はイメージです)

陸地の影もかたちも見当たらない大海原で、風の向くままただひたすら漂うばかり。雨をしのげるものはなく、灼熱の太陽が体力を奪っていく。頼れるものは、いつまでもつかわからない食料と、わずかな道具、そして自分のみ。

ボートやヨットの遭難事故は歴史上何人もの犠牲者を出してきた。一方で、数十日、時には百日以上におよぶ漂流生活の末に生還した人もいる。彼らは、過酷な環境をいかに耐えたのか。

漂流者は何を食べていたか

漂流者は何を食べていたか

荒海に突然、投げ出されたら、あなたは生き残ることができるか?

残された食べ物はわずか。飲み水もない。彼らはどうやって生き延びたのか。

ウミガメ、海鳥、シロクマ、ペンギン……初めて生で口にするものばかり。

運と知恵、最後まであきらめない意志が命をつないだ。『117日間死の漂流』『荒海からの生還』『日本人漂流記』ほか、大の「漂流記マニア」が選んだ壮絶なサバイバル記の数々。