だれかに話したくなる本の話

「過労死ライン」は当たり前 激務の教師を蝕む4つの要因

『教師の悩み』(諸富祥彦著、ワニブックス刊)

近年、「教師志望者」が激減している。

その理由は、「業務が多い」「部活動の指導で休日がない」「保護者からのクレーム対応」など、「ブラックな仕事」のイメージがついていることが挙げられるだろう。実際、小学校教師の1週間の平均勤務時間は57時間29分(平成28年度調査)で、全体の3割が「過労死ライン」を超えている。

教師の悩み

教師の悩み

教師の方にとっては、「元気が出て、やる気が出てくる本」「悩みの解決策が見つかる本」。教師志望者の方にとっては、「ますます教師になりたくなる本」。保護者の方、学校や教師に関心を寄せる方が読めば、「教師を応援したくなる本」「『教師のミカタ』になりたくなる本」。そんな本になるように本書を構成しました。現場教師の“作戦参謀”として全国の学校の問題に挑む著書が説く、最新知見と解決策。