伝説的コンサルタント・一倉定が明かす 成功する社長の役割
新型コロナウイルスが招いた危機的・災厄的状況のなかで、厳しい現実が多くの社長たちに突きつけられた。
そうでなくても、ビジネスのサイクルが速い時代である。社長は、主力商品を時代に合わせてシフトしたり、新たなビジネスモデルを模索する革新の繰り返しを求められていると言っていいだろう。
そのとき、自社の方向性を大きく変える革新的な意思決定が必要となる。しかしそれは、「民主主義」からは生まれない。
伝説的な経営コンサルタント・一倉定(いちくら さだむ)氏が社長に向けて実務遂行の秘訣を説いた、全10巻からなる「〈新装版〉一倉定の社長学シリーズ」がある。その第7巻、『社長の条件』(日本経営合理化協会出版局刊)に、このような一節があるのでご紹介しよう。