新刊ラジオ第1785回 「3日でやせる! 脱糖ダイエット―「太る」「老ける」から解放される !」
もうリバウンドに悩むことはありません。3日間で効果が表れて、理想の体型と健康なからだを手に入れませんか。ダイエットを成功させるのはカロリーコントロールではなく糖質をすべて断つことでした。様々な病気をももたらす糖質。「太る」「老ける」から解放されて健康になりましょう!
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概要
こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。
そろそろ暑くなってきて薄着の季節到来ですね。 となると、気になるのが、冬の間はコートで隠していた、増えてしまった体重……なんて人も多いのではないでしょうか。
今日は、夏直前、まだ間に合う! ということで、ダイエット本を紹介します。 いままでも色々ダイエットにチャレンジしてきたと思いますが、今回は本気です。 そして短期決戦です。3日で痩せる! というものです。
著者の西脇さんがお勧めするダイエット方法は、『脱糖ダイエット』。
無理なく体重をコントロールできるものだそうです。
『脱糖ダイエット』…、読んで字のごとく、糖質を断つダイエット方法です。
本の中での“糖”とは、食物の炭水化物から食物繊維を除いた「糖質」のことを指しています。
その「糖質」を、できるかぎり食事から排除すること、それが西脇さんが提唱する『脱糖ダイエット』なのです。
巷では、「糖質制限ダイエット」なるものが流行っていますが、西脇さんの『脱糖ダイエット』では、さらに厳密に、糖質の摂取量を限りなくゼロに近く減らしていくというもの。
糖は麻薬と同じ中毒性があるものなのだとか。
少しずつ制限しても、もっと食べたいという気持ちになってしまうのだそうです。
それを、思い切って断ってしまおうというのが、今回のダイエット方法。
そもそも糖質を摂ってしまうと、分解されたのちに、ブドウ糖になって、エネルギーとして利用されます。
けれども、現代の生活ではそれらのエネルギーをすべて使いきれてないのだとか。
食事をしっかり食べて、体をあまり動かさない。
エアコンがどこにでもきいていて快適なので体温調整にエネルギーを使わない。
これが現代人の生活ですよね。
そうなると、エネルギーが余ってしまいます。
余ったブドウ糖は中性脂肪に変換されて、それがすべて3日後に皮下脂肪や内臓脂肪になってしまうのです。
ダイエットをしたい人は脂肪を減らしたいのだから、その元となる炭水化物は思いきって断ちましょう!
◆著者プロフィール 西脇俊二さん。 弘前大学医学部卒業後、国立国際医療センター精神科、国立精神・神経センター精神保健研究所研究員、国立秩父学園医務課医長、大石記念病院、皆藤病院、金沢大学薬学部非常勤講師、などを経て、現在はハタイクリニックの院長。 テレビドラマ『相棒』『半落ち』『フリーター、家を買う』などの監修。
普段食べているものに含まれている糖分の量
炭水化物を食べながらダイエットするというのは、本当はとても難しいことなのだと、西脇さんは言います。
痩せやすい体質になるためには、基礎代謝を上げることが必要です。
基礎代謝とは、動かなくても消費するエネルギーのことですね。
エネルギーを一番に消費するのは筋肉です。筋肉を増やすことで、基礎代謝量を増やすことができます。
筋肉の主な原料はタンパク質です。
つまり『脱糖ダイエット』では、まず糖質をカットして、筋肉の元となるタンパク質と、細胞を維持するのに必要な脂肪やビタミンCを摂取して、さらに筋トレをします。
こうすることによって、筋肉量が増えて基礎代謝が高くなり、太りにくく、痩せやすい体質になることができるのだそうです。
ダイエットというと、食べる量を減らすという考えの人が多いのではないでしょうか。
食べるのを我慢して痩せようとするのは、カロリーダイエットですよね。
カロリーダイエットをすると、一時的には痩せるのだとか。でも、からだが飢餓状態になって、一番エネルギーを消費する筋肉を分解してエネルギーに変換しようとして基礎代謝が減ってしまいます。
基礎代謝が減っているのに今までと同じように食べてしまうと、前よりも太りやすい体質になってしまい、痩せることはできないのだそうです。
さらに、カロリーダイエットでは何度もリバウンドをしてしまいます。
これは経験ありませんか。
だからこそ、本気で本当に痩せたいのならば『脱糖ダイエット』です。
では、この『脱糖ダイエット』、どうすればいいのでしょう。
それは、タンパク質を中心に食事をします。
タンパク質には中毒性や依存性がないので、肉や魚を、それなりの量を食べたら、それ以上、もっと食べたいという気持ちにならないのだとか。
よく、食事を満腹まで食べて、もう何も食べられない……と言っていても、デザートが運ばれてきたら、「これは別腹♪」と、ペロっと食べてしまう……といった経験ありませんか?
別腹で肉を食べる…なんてことはないですよね。
炭水化物のように食べ過ぎるということがタンパク質にはないのです。
つまりタンパク質を中心に食べていれば、満腹感が得られるのですね。
さらに、タンパク質を中心に食べていれば筋肉量が減りません。
基礎代謝量が下がらないので、リバウンドなく痩せられる、というもの。
でも、タンパク質中心の食生活では、脂肪を摂りすぎるのでは…、と心配になるかもしれませんが、これは大丈夫。
もちろん、脂肪を摂取しなければ、それだけ痩せやすくはなります。ですから、脱糖をはじめて最初の3ヶ月くらいは脂肪の摂取を控えた方がいいです。
けれども、細胞膜をつくるのには脂肪は必要なので、ずっと脂肪を控えるのは危物。
脱糖ダイエットの初期には、脂の多い肉や魚は避けたほうが痩せやすいのは確かですが、それ以降は、適度な脂肪を摂取しても大丈夫なのだそうです。
脱糖ダイエットは、痩せるだけではなくて、その他にも色々と嬉しいことが起こるといいます。
いくつか紹介すると、
肌のハリや弾力がアップ! 糖尿病や高血圧、痛風、動脈硬化を遠ざけて、改善してくれる! ガンを避け、自然治癒力を高める! 更年期障害や骨粗しょう症の予防・改善ができる!
などなど、ここでは紹介できないほど、沢山のプラスαが。
痩せたいならば炭水化物は一切摂らない、これが鉄則です。
そんなに普段から糖は摂っていない……と思っていても、実はかなりの量を知らず知らずに摂っているのです。
例えば、食品100g中にどのくらい糖質量が含まれているか、角砂糖で換算してみると、
ごはんは、角砂糖9個、パンなんかは11個ですよ!ポテトチップが12.5個、バナナでさえも5個、ドーナツは15個、驚いたのは、おせんべいが21.5個!!
もう衝撃的ですよ。
この糖を摂り続けていると、老化も促進してしまうのだとか。
恐ろしいことはまだまだ続きます。
ガン細胞は、糖が好物って知っていました? 実は、ガン細胞は主にブドウ糖を栄養源として増殖するのだそうです。
糖を摂ることは、ガン細胞にエサを与えて育てているってこと?……になりますね。
他にも、高血圧になったり、動脈硬化、うつ、不眠症なども引き起こしてしまうのだとか。
こんなことが起こるのなら、迷わず、脱糖する気になりますよね。
で、更にダイエットもできちゃうんだから、言うことなしです。
脱糖ダイエット
では、実際にこの『脱糖ダイエット』、具体的にはどのような方法なのでしょう。
題名にもあるように、まず徹底的に3日間糖質カットです。
糖質さえカットすればカロリー制限は一切なしです。
糖質以外のものは、おなかがいっぱいになるまで食べちゃってください、いいんです、食べちゃって。
けれどもこの『脱糖ダイエット』、3つの必ず守らなくてはならないルールがあります。
それは、
? 糖質をカットする ? 筋トレをする ? 有酸素運動をする
この3つだけは守って下さい。そうすれば、確実に痩せられるのです。
具体的に、どのような方法で筋トレや有酸素運動をしたり、トレーニングの時間や回数など細かく書かれているので、それを実行すれば、夏までには理想のからだが手に入るはずです。
ひとつだけ紹介すると、
筋トレは筋肉痛になるまでやりましょう。
ただし、毎日やる必要はないのだそうです。
筋肉痛が起きるまでのレベルでやることで、筋線維が断裂します。
負担をかけて筋線維を断裂させると、そこから再生するときに筋肉が増えます。
そのためにも毎日ではなく、中2日空けた間隔でやることが大事なのです。
時間がないから、そんな本格的な筋トレなんか出来ない…って思っている人は、カバンに荷物を詰めて、日常生活でのトレーニングをするといいそうです。
両手でやっと持ち上げられるくらいの重さにしたカバンを両手でゆっくり持ち上げて、その後、片手でゆっくりと下ろします。
これを繰り返すことで、ダンベルを使ったときと同じような効果がえられるのだそうです。
これならば、家でもすぐにできますね。
このように、本の中には効率よく痩せるためにはどうたらいいのか、脱糖生活中に気をつけなければならないことが載っています。
脱糖するのに何を食べたらいいのか分からない、という人にも嬉しい、3日間脱糖メニューもレシピ付きであるので参考になります。
脱糖で迷ったときのQ&Aも載っているので、安心して脱糖ライフが送れることと思います。
どんなダイエットを試しても効果が無かったと言う人は、この脱糖ダイエットで繰り返すりリバウンドを終わらせて、スリムで健康なからだを手に入れませんか。
3日でやせる! 脱糖ダイエット―「太る」「老ける」から解放される ! |