新刊ラジオ第1782回 「ねずさんの日本の心で読み解く「百人一首」: 千年の時を超えて明かされる真実」
本書において著者は、最近の解説本や教育の場において「百人一首」の各和歌が字義通りの解釈しかされていない現状に疑問を呈し、日本文化の「一番大事なことは隠す」という原点に立ち戻って、和歌本来の奥深さを読み解いています。また、撰者である藤原定家の意図をも、百人一首の配列から読み解いており、本書を通じて、百人一首の解釈はもちろん、日本の文化と歴史の美しさを知ることのできる一冊です。
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
概要
こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。
本書は日本の文化・歴史を日々研究し、日本文化を愛してやまないねずさんが、「百人一首」を読み解き、この作品を通じて古来からの日本文化の素晴らしさを教えてくれる一冊です。
僕自身、この本を読んで、
「百人一首は学校で学んだ範囲でしか味わっていなかったなぁ……」
と、反省したというか……もったいないことをしていたなぁ、という気持ちになりました。
さて、何がもったいなかったか?
それは……
「和歌の句に隠されている、読み手の意図に思いを馳せてなかったこと」 「百人一首の並び順から、選者の藤原定家の意図を読み解こうとしなかったこと」
ざっくり言うと、このあたり。
では、今回もねずさんこと小名木善行さんに直接お話を伺いましたので、本編をお聴きください。
◆著者プロフィール 小名木善行さん。通称・ねずさん。 昭和31年1月生まれ。静岡県浜松市出身。 倭塾塾長にして、国史研究家。日本史検定講座講師&教務。 日本の良い話を中心に情報発信するブログ「ねずさんのひとりごと」では、 月100万人を超える訪問があります。
ねずさんの日本の心で読み解く「百人一首」: 千年の時を超えて明かされる真実 |