だれかに話したくなる本の話

新刊ラジオ第1745回 「僕は小説が書けない」

不幸を招き寄せる体質の光太郎は、高校入学後、先輩・七瀬の強引な勧誘により廃部寸前の文芸部に籍を置くことになる。中学時代、小説を書こうとして挫折した光太郎だったが、個性的な先輩やOBに振り回されながら、自分の「物語」を探し始める。豪華二大著者が合作した、爽やかでちょっと切ない青春ストーリー。

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概要

こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。

実はこの作品、小説を書く人をサポートする「ものがたりソフト」というソフトウェアを使って書かれています。

「ものがたりソフト」というのは、芝浦工業大学研究室が制作したソフトウェアで、今作に関しては、「キャラクター作り」「プロット作り」をこのソフトが担っているそうです。

物語の主人公は、引っ込み思案で親しい友人もおらず、自分のとある体質のせいで何かとネガティブな、高校に入学したばかりの男の子、高橋光太郎。

彼は、中学時代、小説のようなものを書いていましたが、家族との関係に悩み始めてから、書くことができなくなり、悶々とした日々を過ごしていました。

そんな彼は、放課後の図書室である人物と出会います。

ここからは、本編のドラマをお聴きください。

◆著者プロフィール 中村 航さん。 2002年『リレキショ』という作品で、第39回文藝賞を受賞しデビュー。 著書は『100回泣くこと』『デビクロくんの恋と魔法』『トリガール!』など多数。

中田 永一さん。 『百瀬、こっち向いて。』でデビュー。2012年に本屋大賞4位になった『くちびるに歌を』のほか、『吉祥寺の朝比奈くん』などがある。 また、別名義(乙一)での作品も多数あります。

僕は小説が書けない

僕は小説が書けない

僕は小説が書けない

不幸を招き寄せる体質の光太郎は、高校入学後、先輩・七瀬の強引な勧誘により廃部寸前の文芸部に籍を置くことになる。中学時代、小説を書こうとして挫折した光太郎だったが、個性的な先輩やOBに振り回されながら、自分の「物語」を探し始める。豪華二大著者が合作した、爽やかでちょっと切ない青春ストーリー。