新刊ラジオ第1741回 「男の子の 本当に響く 叱り方ほめ方」
元男性保育士であり、3人の男の子の父親として育児もしてきた著者が、全国のお母さんが悩みがちな「男の子の生態」を面白く分かりやすく語る一冊です。著者によればお母さん方の悩みは「叱り方」「ほめ方」が分からない、伝わっていない気がする。というもの。大丈夫、この本で「男の子」に伝わる言葉が分かりますよ!
読む新刊ラジオ 新刊ラジオの内容をテキストでダイジェストにしました
概要
こんにちは、ブックナビゲーターの矢島雅弘です。
元男性保育士という経歴が、やはり気になりますね!
ご年齢から、小?さんが、保育士になったのは90年代前半くらいだと思いますが、男女雇用機会均等法が1985年、男女共同参画社会基本法が1999年である事を考えると、まだまだ男性保育士は珍しい時代だったかもしれません。
さて、そんな「男の子のプロ」である小?さんが書いた本書ですが、 タイトルどおり、男の子の育児、特に叱り方、ほめ方を教えてくれる一冊になっています。
内容は、とても面白い!というのが第一の感想。
小?さんは、年に60回ほど講演をするそうですが、その講演内容はまさに子育て漫談、という感じで、関西を中心に絶大な人気があるそうです。
本書でもその魅力をいかんなく発揮しているようですね!
小?さんの語る男の子の突拍子も無い行動、そして、お母さんを困らせる・呆れさせる言動、その数々が、その書き方がとても面白い!
もちろん、男の子を育てているお母さん方は笑えないかもしれませんが……。
ですから、そんな人にこそ、オススメしたい一冊です。
小?さんは、本書で、「お母さん、男の子は別の生き物だと思ってください」とアドバイスをしています。
お母さんと息子というのは、「男と女」という違いだけでなく「大人と子供」という違いもあるので、理解しがたい、理解できないというのが当たり前なんだそうです。
「別の生き物」だと思うと、少し、気が楽になりませんか?
そう、お母さんが悪いんじゃないんです。息子さんが悪いんじゃないんです。
「別の生き物」だから、上手くいかない事もあるんです。
そのギャップを本書で埋めて下さい。
さて、今回も著者をお招きしてのインタビューとなっておりますので、どうぞ本編をお聴きください。
◆著者プロフィール 小?恭弘さんは、1968年兵庫県生まれ。 兵庫県西宮市公立保育所、初の男性保育士として12年間子供たちと向き合います。その間には、3人の男の子の父親として、育児休暇を3回取得。 保育士時代の経験、3人の男の子の父親としての経験、さらには高校生の頃からの青少年活動の経験を活かし、本書では、男の子を育てるコツを披露しており、いわく「男の子のプロ」。 現在はNPO法人 ファザーリング・ジャパン顧問。
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