新刊ラジオ第113回 「私の脳はなぜ虫が好きか?」
『バカの壁』『唯脳論』など多数の著書で、人間と人間、そして人間と自然について鋭い考察を行ってきた養老孟司さん。その幼少時代から現在にいたるライフワークは、実は昆虫採集と昆虫研究なのです。本書は、そんな著者にとって、初めての「昆虫と自然」「昆虫とヒト」に関する書籍となっています。虫の視点で、時にユーモラスに、時に鋭く、ひとを、科学を、社会を、経済を、政治を見つめ、そして語る。ときに、虫の目に立ち返って人間について思考し、ときに虫をもとめてアフリカ、マレーシア、オーストラリア、ブータンと世界中を渡り歩く。養老哲学の原点である「虫の目で考えること」をたっぷり教えてくれる、面白くってタメになる哲学と自然科学の本です!