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ぶっちゃけ&爆弾発言連発!? 「2010年代の出版を考える」トークイベントをレポート!

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2010年代の出版業界に大激論を交わす(写真は会場入り口の看板)
2010年代の出版業界に大激論を交わす(写真は会場入り口の看板)
 質疑応答で「要するに」を連発しマイクを放さないおじさんや、開演中に酔っ払い何度もトイレに行ってしまう登壇者。右往左往する電子書籍の議論もそっちのけに、なんともカオティックな光景が印象に強く残るトークイベントだった。

 東京に久しぶりの雪が降った2月1日。阿佐ヶ谷ロフトAで出版トークイベント「2010年代の出版を考える」が開催された。
 登壇者は「情報考学」を運営するブロガーの橋本大也さん『マガジン航』の編集にも携わるフリー編集者・仲俣暁生さん、そして語研の高島利行さんにポット出版の沢辺均さんの4人。来場客も出版業界が7〜8割を占め、ほかにIT関連企業や編集者・著者などが詰め掛けた。

 今回のトークイベントの話題は、やはり“出版の電子書籍化”にフォーカスされた。

 特に今年1月は、ポット出版が新刊本を電子媒体と紙媒体同時発売を発表したり、Amazon がKindleでの電子出版の印税を、一定条件を満たすことで70%まで引き上げるなど、日本の出版業界に激震が走るようなニュースが次々と舞い込んできたばかり。
 そういった流れの中、やはり出版業界人は強く危機感や拒絶感を持っているようで、沢辺さんが同業者たちと飲みに行った際に「(IT業界の)やつらは俺らの財産を根こそぎ奪っていくハイエナみたいな連中だ」と言われたエピソードを暴露。会場からは驚きの声が漏れるが、壇上のメンバーからは「そもそも紙対電子と考えるのがナンセンス。そうではなく、新しい形態、新しいソリューションを提供すべきだ」(高島さん)といった声があがった。

 とは言え、電子書籍市場はまだあってないようなもの。
 1月中旬から電子書籍の出版も始めたポット出版だが、沢辺さん曰く「予想通り、全く売れていません」と断言。発表当初、ネット上ではあんなに賞賛の声があがっていたのに、その人たちはどこに行ってしまったのだろうか…?
 さらに、驚いたことに来場した人のほとんどがtwitterを行っており、iPhoneの所持率も高かった。「まずは敵を知る」ということも大事なのかも知れないが、もしかしたら電子書籍化に最も適応できているのは実は出版業界関係者自身なのかも知れない、と会場を見ていてふと感じてしまった。

 また、ポット出版が1月中旬に2冊同時に配信した電子書籍のうちの1冊で、無料キャンペーンを行ったそうだが、2週間で470ダウンロードがあったほか、書籍もAmazonで動いたという。それを受けて仲俣氏は、クリス・アンダーソン氏の『フリー〜〈無料〉からお金を生みだす新戦略』(NHK出版)の事例を挙げ、「紙の本を売るために、電子書籍を立ち読み用で配布するというのはありかなと思う」とコメントした。
 一方、(この時点で若干酔っ払っている)高島氏は電子書籍の取り組みとして業界内では高い評価を受けているD社を名指しで挙げ、「でも、実際にあそこの本買うのかよっていう話はあるよね」と爆弾発言。会場からは大爆笑が起こった。

パネラーがさらに暴走!?「2010年代の出版を考える」後半戦へ!


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[2010/02/02 配信]
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