だれかに話したくなる本の話

左利きの方に朗報! 左利き専用のペン字練習帳が発売!

世の中は右利きの人が9割、左利きの人は10人に1人と言われており、左利き専用の商品というのは、なかなか出会えない。

いわゆるペン字練習帳もしかり。世の中で発売されているペン字練習帳はもれなく右利き用に作られている。

■左利きならではの苦労と不便さを解消した画期的なペン字練習帳

右利きの人は普段あらためて意識することはないが、右利き用のペン字練習帳は、見本が左側、練習用のマス目が右側、とデザインされている。これは定番のルールだ。しかし、「見本が左側・練習マスが右側」は左利きの人にとっては実に使いにくいデザインといえる。

見本を見ながら練習しようとしても、自分の手で肝心の見本が隠れてしまう。練習帳なのに、見本を見ながら練習ができない。このジレンマは、長年解消されていなかった。

『左利き用 誰でも一瞬で字がうまくなる大人のペン字練習帳』(萩原季実子著)は、長年左利きの人が抱えていた不便さを解消するペン字練習帳だ。

18万部を突破したベストセラー『誰でも一瞬で字がうまくなる大人のペン字練習帳』(右利き用)を左利き用に作り直したものだが、発売元のアスコム編集部によると、以前から「見本が隠れて使いにくい」「左利き用を出してほしい」「右利き用だからストレスがたまる」と左利きの人からの声が多く届いていたという。また、著者が開催しているペン字教室でも左利きの人は、右利きに比べ字が書きにくく困っているという声が多いこともあり、ついに「左利き専用」のペン字練習帳が発売となったそうだ。

左利きの方が書きやすいよう「見本が左、練習マスが右」ではなく、「見本を右、練習マスを左に」。また左利きの人は「右下がりの字」を書きやすいため、右下がり防止のテクニックを紹介している。

ユニークなのは、紙を置く位置。
手紙を書く、年賀状を書くなど手書きで文字を書くとき、みなさんは紙はどこにおいているだろう。体の正面においていないだろうか。しかし、著者は体の正面に紙を置くから字が汚くなると指摘。正しい紙の位置は、利き腕の延長線上。左利きの人なら体の正面よりやや左側になるという。紙を左にずらすことで、自分の手が書いている文字をしっかり視認でき、きれいな線を書いているか、バランスよく書けているかをチェックできるのだ。 実際に、紙の位置を利き腕側に置いて書いてみると、圧倒的に書きやすいうえ、きれいな線を書ける。10人に1人という左利きの方に向けたペン字練習帳は実に珍しいが、書籍内に掲載された体験者の声やbefore&afterを見ると、どれだけ「左利き専用」が求められていたかわかる。

筆記具のゼブラ株式会社が2016年に行ったアンケート調査を見ても、左利きの方の悩みのうち「ペンで手書きがしにくい」という悩みは上位。左利きの方が使ってみると、これまで感じていた不便さがすっきり解消されて、使いやすくなっていることに驚くのではないか。

(新刊JP編集部)

左利き用 誰でも一瞬で字がうまくなる大人のペン字練習帳

左利き用 誰でも一瞬で字がうまくなる大人のペン字練習帳

18万部突破のベストセラー! 待望の左利き用がついに発売!
初めて「左利き用」の練習帳で練習した人から多数の喜びの声があがっています!

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